Q.自己中な男の方がモテるのでは?
Q.悪い男になれない僕・・・
僕は周りのモテる友達や芸能人、恋愛講師の方々を見てモテるコツを学ぶうちにある共通点に気付きました。
それは「モテる男は皆自己中心的である、あるいは自己中心的だった時期がある」ということです。
彼女がいるのに何人もの浮気相手を他に作ったり、キレイでない女性を平気でブスと罵ったり、本気で自分に惚れてくれた女を一回セックスしただけで捨てたり・・・・今まで常識的に生きてきた僕にとって衝撃的な悪事をはたらいているのになぜかモテるのです。
それも、会話が上手いわけでもなく、顔がカッコイイわけでもない男であってもこれらの自己中心的な行動でものすごく可愛い子でもバンバン落としています。
彼らを見ていると、優しいけどただの良い人で終わる僕の生き方がバカらしくなるのですが、やはり自己中はモテるのでしょうか?
昔は「モテるから自己中なんだ」と分析していましたが、最近、どうも「自己中だからモテるのでは?」と思い始めています。
この現象について横山さんの意見が聞きたいです。
I 23歳 劇団員
A. 横山建からのアドバイス
これは誰もが薄々感じていることですね。
理論的なIさんならばなおのこと痛切に感じる社会の矛盾だと思います。
実際、Iさんの言うとおり自己中な男はモテやすいです。(正確には、目立ったモテ方がしやすいというべきですが)
自己中心的な性格の人は、モテる努力をする際周りの迷惑など省みずに行動することが出来るため、口説く対象になる女性の数が半端じゃなく多いです。
もちろん、空気の読めない行動が多すぎて周りの人からひんしゅくを買ったり、自己中過ぎるが故に女性に嫌われやすいという欠点も持っていますが、その反面「押しに弱い女性」、「寂しがっている女性」、「恋愛すること自体に憧れをもっている女性」、「自己中さも含めて男らしいと捉えてくれるMな女性」・・・などはゲットしやすいんですね。
つまり、自己中な男は「女に嫌われやすいけど、好かれやすい」と言うことが出来ます。
口説いた女性に良かれ悪かれ強烈な印象を残しておいて、それでも自分に食いつきのある女性に対してのみアプローチする戦略をとっているわけですね。
この戦略は初対面の段階で自分の自己中な性格に嫌悪感を示す女性を足切りすることができ、時間効率が非常に高いので、「A子がダメならB子がいる」という感じになり、アプローチ法を実験出来る機会の量が圧倒的に多いのです。
もちろん足切りしてしまった女性の中にはものすごい美人がいてもったいない思いをしたり、足切りをクリアした女性の中には好みでない女性が含まれるデメリットがありますが、それでも足切りをクリアした女性の数が増えれば数ヶ月の努力で性格、ルックス両方の面で良い女と付き合えます。
一方、草食系男子に代表される常識的な普通の男性は「女に嫌われにくいけど、好かれにくい」と言うことが出来ます。
友達として会話したり、一緒に遊んだりは出来るけれど、身体の関係を伴う深い仲にはなりにくいというタイプなわけです。
Iさんはおそらく真面目、良い人、優しい・・・などといわれやすい後者のタイプなのでしょう。
自分が持っていない属性でモテている自己中系の男性を見ると「オレがこんなに真面目でもモテないのに、あんなに自己中な奴がなぜモテるんだ?」と思いたくなるんですね。
私が昔モテない頃そうだったからわかります。
「他人の芝は青く見える」というやつです。
しかし、それは自己中系の男も思っている事です。
「なんであいつは自分が傷付くリスクの少ない良い人系のアプローチばかりであんなにモテるんだ?」と良い人系でモテる人を妬んでいます。
つまり、「モテるレベルがまだそれほどでもない時期には、どちらの属性であっても自分にないものは際立って良いものに見える」という心理に自己中系も良い人系も振り回されているんですね。
一番モテるのは自己中好きな女性には自己中アプローチ、良い人系が好きな女性には良い人アプローチ・・・という風に口説き方を女性のタイプによって変えられるハイブリッド型の男です。
しかし、良い人系が真面目、優しいキャラで女友達→彼女というプロセスを経ている間に、自己中系がバンバン違う女とセックスするので、(当然、ゲットした数以上の女に嫌われまくっているし、すぐヤレるような質の低い女性が多くなりがちなわけですが)ハタから見ていると自己中系ばかりがモテやすいように見えるのです。
したがって、Iさんが・・・・
「誰でも良いから女とセックスしたい!」
「最終的に本命の彼女1人に絞るつもりだが、今は経験値(口説き方、人生観、セックステク・・・あらゆる意味で)として色んな女を抱く必要がある」
「良い人なだけの自分という殻を一生に一度くらい破って解放されたい」
・・・・などと思うのであれば、たしかにもう少し自己中心的な振る舞いを意識するべきでしょう。
しかし、今は自己中系をうらやむだけの状態であるがゆえに見えていないリスクがたくさんあり、KYになるならそれ相応の「人から嫌われる覚悟」も必要だということも知っておいた方が良いです。
男がモテるようになるパターンは以下の二つがあります。
1、自己中系で嫌われやすくてモテない→良い人系を取り入れて自己主張の出しどころを調整してモテる
2、良い人系で踏み込んだ行動を取れずにモテない→自己中系を取り入れて男らしい自己主張でモテる
Iさんの場合は2を目指すために、自己中な行動を少しずつ自分のテクニックとして身に付けなくてはいけません。
しかし、逆に空気が読めなくてモテない・・・と嘆いている自己中系の男も大勢いることも分かって欲しいです。
1のパターンでモテるようになりたいと思っている人が死ぬほど欲する「他人の気持ちを考えられるので嫌われにくい」という武器をIさんはすでにもっているのです。
モテるようになるまでにクリアしなくてはならない課題は人によって違うので、焦らず楽しみながら出会いを広げてください。
良い人系のIさんの場合、自己中力を身に付けられれば、今うらやんでいるただ自己中なだけでモテる男達よりはるかにモテるようになります。
どちらか一方の属性だけでモテようとするから上手くいかないのです。
世の中は何事もバランスが大事なのです。
今回発生した「良い人より自己中の方がモテるのではないか?」という議論で、Iさんに一番伝えたいのは、「自己中がモテるのはたしかだが、それは性格がIさんより魅力的だからではない」という点です。
実際には・・・・
自己中な性格→行動力がある→出会いの数が増える→嫌われて傷つくが、中には好いてくれる子が現れる→経験値が増えて自信、テクニックが身につく→嫌われにくくなり、好いてくれる女のレベルも上がる→恋活開始当初では考えられない程レベルの高い女がゲット出来る→Iさんがこの段階の自己中男を見てうらやむ
・・・・という図式が存在するだけです。
決して以下の図式ではありません・・・・
自己中な性格→良い女が魅力を感じる→バンバンセックス出来る
・・・・このことさえわかれば良いのです。
逆に、今の良い人路線でも・・・・・
真面目で優しい性格→嫌われるのが怖いから踏み込んだ行動が出来ない→出会いがない→モテない
・・・・という図式を変えて
真面目で優しい性格→嫌われるのが怖いけど、勉強として自己中に振舞ってみる→もちろん嫌われやすくなるが、それと同時にそれでも好いてくれる子がいることにも気付く→経験値が増えて自信、テクニックが身につく→嫌われにくくなり、好いてくれる女のレベルも上がる→・・・・・
あとは言わなくてもわかるでしょう。
つまり、自己中系は性格そのものの魅力ではなく、その性格から生じる仕組みでモテているのです。
私はモテなかった頃、上記の「人格的な優劣で彼女の有無、セックスする女のレベルが決まるわけではない」という事実がわかってからずいぶん気持ちが楽になりました。
「オレの性格自体に魅力がないわけじゃないんだ。ただモテにくいシステムを生みやすい性格なだけなんだ。」とまずホっとして、そして「それならば、本質的な性格は変えなくて良いから、モテにくいシステムから脱却出来るように性格の見せ方を工夫しよう」と思い、実際にモテるようになりました。
今でもその時のひらめいたような救われたような感動は忘れられません。
セックスする前はどうあれ、セックスした後は良い人系の方がマメで優しい分、付き合いを継続させやすいので試しに自己中系もやってみましょう。
内向的で、真面目で、女性恐怖症で、不器用で、優しくて、暗くて、非社交的で、流行りに興味がなくて、精神疾患があっても・・・・・モテて良いのです、モテるのです。

